【国王杯制覇】レアル・ソシエダ、PK戦の末にアトレティコを撃破!39年ぶりの“再現”と復帰久保建英の歓喜
2025-26コパ・デル・レイ決勝でレアル・ソシエダがアトレティコ・マドリーを2-2(PK4-3)で破り6年ぶり4度目の戴冠。後半守備に徹しPK戦を制した試合の全ゴール、ソシエダの大会全道のり、そして負傷から復帰した久保建英の貢献を総括。
2026年4月18日、セビージャ「ラ・カルトゥーハ」で行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)2025-26シーズン決勝で、レアル・ソシエダがアトレティコ・マドリーと2-2で引き分け、PK戦を4-3で制して優勝。2019-20以来6年ぶり、通算4度目の戴冠を果たした。後半は守備に徹しながら耐え抜き、PK戦で控えGKウナイ・マレロが値千金の2セーブ。負傷明けの久保建英もアディショナルタイム手前で投入され、キャリア初タイトルに花を添えた。
local_fire_department 決勝ハイライト — 撃ち合いの末、守り切ってPK制覇
立ち上がり1分、ソシエダが早々にスコアを動かす。左サイドからの流れからアンデル・バレネチェアがゴールネットを揺らし、0-1。しかし20分頃、アデモラ・ルックマンの鋭い反撃で1-1に追いつかれる展開となった。前半終了間際、PKを獲得したソシエダは主将ミケル・オヤルサバルが冷静に沈めて1-2と再びリードを奪って折り返す。
後半、アトレティコの猛攻に押され、ソシエダは徐々にラインを下げ守備ブロックを固めて時間を使う戦術にシフト。耐え続けるも84分、フリアン・アルバレスに同点弾を許して2-2。延長戦はお互いに決定機を欠き、試合はPK戦へともつれ込んだ。
sports_soccer 決勝 全ゴール一覧
| 時間 | 得点者 | スコア | 備考 |
| 1分 | A.バレネチェア(ソシエダ) | 0-1 | 電光石火の先制弾 |
| 20分頃 | A.ルックマン(アトレティコ) | 1-1 | アトレティコが反撃 |
| 45分 | M.オヤルサバル(ソシエダ) | 1-2 | PKを冷静に決め勝ち越し |
| 84分 | J.アルバレス(アトレティコ) | 2-2 | 延長突入へ |
| 延長 | — | 2-2 | PK戦へ |
star PK戦の行方 — 控えGKマレロが英雄に
延長終了直後のPK戦。ソシエダはカルロス・ソレール、ルカ・スーチッチ、アイエン・ムニョスと確実にネットを揺らす。アトレティコもニコ・ゴンザレス、アルマダ、バエナが成功させ互角の展開となったが、4人目でアレクサンダー・ショルロートが真ん中に蹴ったボールがGKに阻まれ、決定的な流れがソシエダに傾いた。ソシエダはオリ・オスカルソンが3人目で一度外したものの、5人目のパブロ・マリンが勝利を決めるキックを沈め4-3で決着。PK戦でアトレティコはアルバレスまでも失敗、ソシエダの控えGKウナイ・マレロが2本止めた計算となり、試合のヒーローとなった。
| 順 | レアル・ソシエダ | アトレティコ・マドリー |
| 1 | star C.ソレール(成功) | star N.ゴンザレス(成功) |
| 2 | star L.スーチッチ(成功) | star T.アルマダ(成功) |
| 3 | arrow_forward O.オスカルソン(失敗) | arrow_forward A.ショルロート(GKセーブ) |
| 4 | star A.ムニョス(成功) | star A.バエナ(成功) |
| 5 | local_fire_department P.マリン(成功・決勝点) | arrow_forward J.アルバレス(GKセーブ) |
menu_book レアル・ソシエダ 国王杯2025-26 優勝までの全道のり
ソシエダは10月の初戦から一度も敗れることなく頂点に到達。リーグでの不振をカップで晴らす“ダブル不振からの反転劇”にもなった。
| ラウンド | 対戦相手 | 結果 | 主な得点者 |
| 1回戦 | SDネグレイラ | ○ 3-0 | M.ゴティ、A.ザハリャン、B.トゥリエンテス |
| 2回戦 | レウスFCR | ○ 2-0 | M.ゴティ、U.サディク(PK) |
| R16 | オサスナ | ○ PK戦突破 | PK戦で決着 |
| 準々決勝 | 下位クラブ | ○ 勝ち抜け | 主力温存しながら突破 |
| 準決勝(2戦合計) | アスレティック・ビルバオ | ○ 2-0 | M.オヤルサバル(2ndレグ終盤PK) |
| 決勝 | アトレティコ・マドリー | ○ 2-2(PK4-3) | A.バレネチェア、M.オヤルサバル(PK) |
大会通じての特徴はセットプレーと終盤の決定力。バスクダービーとなった準決勝ではオヤルサバルが劇的なPKでチームを決勝へ導き、決勝でも再びPKという、主将頼みの勝負強さが光った。
favorite 久保建英 — 負傷からの復活、そしてキャリア初タイトル
今大会の久保の貢献を語るうえで欠かせないのが1月18日バルセロナ戦での左太もも負傷。担架で退場し、約3カ月・11試合を欠場する重傷で、準々決勝以降はベンチ外が続いていた。
決勝を目前にした4月上旬にチーム練習へ復帰し、ベンチ入りが復活。イマノル・アルグアシル監督は決勝でも負傷明けを考慮してベンチスタートを選択したが、2-2で迎えた89分、セルヒオ・ゴメスに代えて久保をピッチに送り出し、延長戦・PK戦を含めピッチ上でタイトル獲得の瞬間を迎えさせた。
2025-26シーズン通算:公式戦20試合 2ゴール 3アシスト。離脱期間が長くゴール関与数こそ抑えめだが、1月のヘタフェ戦(ラ・リーガ第19節)で勝ち越しCKをアシストするなど、出場した試合では常にチームのキーマンであり続けた。
プロキャリア初のメジャータイトル獲得。負傷を乗り越えての歓喜は、W杯イヤーを迎える久保にとって最高の追い風となる。
info 歴史がリンクした“39年前の再現”
レアル・ソシエダの国王杯制覇は、1909年(前身クラブ時代)、1987年、2019-20シーズンに続く通算4度目。なかでも特筆すべきは1987年の戴冠がアトレティコ・マドリーを相手にPK戦4-2で勝利した試合だった点だ。39年の時を経て、同じ相手・同じ2-2からのPK勝利という、まるで歴史の追体験のような結末となった。
| 年 | 対戦相手 | スコア | 備考 |
| 1909 | クラブ・エスパニョール・マドリー | 3-1 | 前身(CCサン・セバスティアン)時代 |
| 1987 | アトレティコ・マドリー | 2-2(PK4-2) | ラ・ロマレダ(サラゴサ)で開催 |
| 2019-20 | アスレティック・ビルバオ | 1-0 | オヤルサバルPK/初バスクダービー決勝 |
| 2025-26 | アトレティコ・マドリー | 2-2(PK4-3) | 39年ぶり同カードでの再制覇 |
calendar_month 主な関連情報
- 開催日:2026年4月18日(日本時間19日未明)
- 会場:エスタディオ・デ・ラ・カルトゥーハ(セビージャ)
- 次戦:ソシエダは来季UEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得
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国王杯のタイトルは、2026年W杯を控える久保にとっても、ラ・レアルにとっても極めて意味のある勲章となった。苦しい時間帯をチーム全員で耐え、最後はPK戦で主将ともう一人のヒーロー(控えGKマレロ)に託す——“バスクの誇り”らしい結末で、ソシエダは再び欧州の舞台へと歩を進める。