【コラム】三苫薫、スパーズ相手に芸術的ボレーで同点弾 — ファン・バステン級の一撃でW杯イヤーへ加速
プレミアリーグ第34節トッテナム戦、途中出場の三苫薫が右足ボレーで同点弾。指揮官フュアラーは「ファン・バステンのボレー」と絶賛。W杯イヤーに加速する日本代表の切り札を特集。
4月18日、プレミアリーグ第34節のアウェー・トッテナム戦。ブライトンの三苫薫が途中出場から放った右足ボレーは、指揮官ファビアン・フュアラーをして「1988年のファン・バステンを思わせる」と言わしめる一撃となった。W杯イヤーに突入した日本代表の左ウイングが、クラブでも代表でも加速している。

local_fire_department トッテナム戦 — 途中出場から芸術的ボレー
2026年4月18日、敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたプレミアリーグ第34節。ブライトンは先制を許す苦しい展開だったが、前半に負傷したディエゴ・ゴメスに代わって途中出場した三苫が、一気に試合の流れを変えた。
前半アディショナルタイム、パスカル・グロスが左サイドから送った深いクロスに対し、走り込みのタイミングをあえて遅らせて空いたスペースを突く。そこに完璧に合わせた右足のサイドボレーは、GKキンスキーの頭上を越えてゴール上隅に突き刺さった。
試合は後半アディショナルタイム95分にブライトンがもう一度追いつき、2-2のドローで決着。三苫の一撃はチームの勝ち点1に直結した。
| 項目 | 内容 | 試合 | トッテナム 2-2 ブライトン |
|---|---|---|---|
| 日時 | 2026年4月18日(プレミアリーグ第34節) | ゴール | 三苫薫(前半45+3分) |
| アシスト | パスカル・グロス | シチュエーション | 左サイドからの深いクロスを利き足と逆の右足ボレー |
sports_soccer 指揮官も絶賛「ファン・バステンのボレー」
試合後、ファビアン・フュアラー監督はこのゴールを1988年欧州選手権決勝でマルコ・ファン・バステンが決めた伝説のボレーになぞらえて称賛した。一方の三苫自身は「ファン・バステンのボレーの方が良かった」と謙虚にコメント。派手にヒーローを演出しない姿勢は、日常の積み重ねで結果を出してきたこの選手らしい反応だ。
ブライトンは過去6試合で5勝1分と急上昇中。降格圏からの完全脱出まであと一押しというタイミングでの三苫の一撃は、シーズン終盤のチーム全体を引き上げる意味でも大きい。
star W杯イヤーへの意味 — 日本代表の「左の切り札」
2026年北中米W杯まで残り2か月を切ったなか、所属クラブでチャンスメイカーにとどまらない「決定的な仕事」ができることを証明したインパクトは非常に大きい。日本代表で三苫が担うのは、左サイドからの仕掛けで相手DFを剥がし、ラストパスもフィニッシュも選べる柔軟性。クラブでの好調は、森保一監督にとっても最も心強いニュースの一つだろう。
| 項目 | 数値 / 内容 | 所属クラブ | ブライトン&ホーヴ・アルビオン(プレミアリーグ) |
|---|---|---|---|
| 背番号 | 22 | ポジション | 左ウイング / 攻撃的MF |
| 日本代表通算 | 31試合9得点 | 主要タイトル | BBC年間ゴール・オブ・ザ・シーズン 2024-25 / プレミアリーグ月間最優秀ゴール(2025年2月) |
info 注目ポイント
- 利き足と逆の右足ボレー — 左ウイングの選手が決めるには珍しいフィニッシュで、対応の幅広さを示した
- 途中出場からのインパクト — W杯本大会ではジョーカー起用も想定されるだけに、短時間での存在感は好材料
- グロスとのホットライン — 左サイドの崩しから中央への折り返し、ラストパスの精度は代表のセットプレー設計にも影響を与えそう
三苫の今の勢いは、W杯本大会での「日本の左サイド」を最も現実的な武器へと変える。次のクラブ戦、そして直後に控える代表ウィークのパフォーマンスから目が離せない。