【W杯2026】グループA〜F第2節 全12試合まとめ|日本4発でチュニジア撃破・カナダ6得点・ドイツ土壇場の逆転
2026年6月19〜21日のW杯グループA〜F第2節・全12試合まとめ。日本がチュニジアを4-0で撃破し首位並走、カナダは6得点、ドイツは土壇場で逆転。開催国メキシコ・アメリカ・カナダもそろい踏み。スコア・得点者・カード・パス成功率を網羅。
北中米W杯2026、グループA〜Fの第2節・全12試合が6月19〜21日(日本時間)に行われた。日本の快勝、開催国メキシコ・アメリカ・カナダのそろい踏み、そして波乱の番狂わせまで——スコア・得点者・警告/退場・パス成功率・次節の見どころまで、まとめて一気に振り返る。
最大の主役は日本だった。チュニジアを相手に鎌田大地・上田綺世(2得点)・伊東純也が躍動し、0-4の完勝。初戦でオランダと2-2と引き分けた森保ジャパンは、これで勝ち点4・得失点差プラス4とし、同じく勝ち点4のオランダとグループF首位を分け合った。そのオランダもスウェーデンを5-1と粉砕し、グループFは上位2チームが揃って大勝する結果となった。
大量得点はカナダも負けていない。カタールを6-0で一蹴し、ジョナサン・デイビッドがハットトリックを達成。開催国は3か国が勝ち点3を上乗せし、メキシコ(1-0/韓国)とアメリカ(2-0/オーストラリア)も勝利。ブラジルはマテウス・クーニャの2得点でハイチを3-0、ドイツはウンダフの2発で先制を許しながらコートジボワールを2-1と土壇場で逆転した。
一方で波乱も相次いだ。グループDではトルコがシュート32本・ボール支配率79%と圧倒しながら、開始2分の一撃に沈んでパラグアイに0-1。グループEでは、初戦でドイツに1-7と大敗したキュラソーが、エクアドルのシュート28本(枠内15本)を体を張って完封し、スコアレスドローでW杯初の勝ち点をもぎ取った。退場は3試合で計4枚と、攻め合いと荒れ模様が同居した3日間だった。
sports_soccer 全12試合 ひと目でわかる一覧
| 日付(JST) | 対戦カード | スコア | 警告 |
|---|---|---|---|
| 6/19 | チェコ vs 南アフリカ | 1-1 | 黄3 |
| 6/19 | スイス vs ボスニア・ヘルツェゴビナ | 4-1 | 黄3・赤1 |
| 6/19 | カナダ vs カタール | 6-0 | 黄2・赤2 |
| 6/19 | メキシコ vs 韓国 | 1-0 | 黄2 |
| 6/20 | アメリカ vs オーストラリア | 2-0 | 黄7 |
| 6/20 | スコットランド vs モロッコ | 0-1 | 黄2 |
| 6/20 | ブラジル vs ハイチ | 3-0 | 黄4 |
| 6/20 | トルコ vs パラグアイ | 0-1 | 黄2・赤1 |
| 6/21 | オランダ vs スウェーデン | 5-1 | 黄3 |
| 6/21 | ドイツ vs コートジボワール | 2-1 | 黄0 |
| 6/21 | エクアドル vs キュラソー | 0-0 | 黄6 |
| 6/21 | チュニジア vs 日本 | 0-4 | 黄0 |
全12試合で計34枚の警告と4枚の退場。開催国3か国がそろって白星を挙げる一方、トルコやエクアドルが内容で上回りながら勝ち切れず、ポゼッションと結果のギャップが際立つ2巡目となった。
sports_soccer 1. チェコ 1-1 南アフリカ(6/19・メルセデス・ベンツ・スタジアム/アトランタ)
前半6分、サディレクのゴールでチェコが先制する。しかし試合を通じてボールを握ったのは南アフリカだった。支配率62%・パス成功率90%(508/563)とチェコを上回り、シュートも17本を放つ。83分、モコエナがPKを冷静に沈めて1-1。南アフリカが押し込み続けた末に追いつき、勝ち点1を分け合った。
チェコは枠内シュート3本ながら効率よく先制したが、逃げ切れず。両チームとも勝ち点1で、グループAは混戦模様となった。
local_fire_department 2. スイス 4-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ(6/19・SoFiスタジアム/ロサンゼルス)

73分まで0-0の膠着が続いたが、74分にマンザンビが均衡を破ると、流れは一気にスイスへ傾いた。80分にボスニアのムハレモビッチが退場して数的不利に陥ると、84分にバルガス(エンボロのアシスト)、続けてマンザンビがこの日2点目を奪取。ボスニアもマフミッチが一矢報いたが、最後はシャカがPKを沈めて4-1とした。
支配率62%のスイスが、終盤の短い時間に一気に4ゴールを叩き込む劇的な展開。マンザンビの2得点で、スイスは勝ち点4としてグループB首位争いに加わった。
local_fire_department 3. カナダ 6-0 カタール(6/19・BCプレイス/バンクーバー)

開催国カナダが圧巻の大量得点で快勝した。16分にラリンが先制すると、エースのジョナサン・デイビッドが29分・45分・90分とネットを揺らしハットトリックを達成。64分にはサリバも加点し、75分にはカタールのアル・マンナイがオウンゴールを犯して6-0となった。
カナダはボール支配率79%、パス成功率91%、シュート32本(枠内10本)と完全に試合を支配。カタールは2枚の退場者(アル・アミン33分、マディボ53分)を出して10人を割り込み、なすすべがなかった。カナダは2試合で得失点差プラス6と、グループB首位を快走する。
sports_soccer 4. メキシコ 1-0 韓国(6/19・エスタディオ・アクロン/グアダラハラ)

ボールを握ったのは韓国だった。支配率58%、パス成功率84%と主導権を握りながら、枠内シュートはわずか2本。対する開催国メキシコは後半50分、ロモが決勝点を突き刺し、少ないチャンスを確実にものにした。
メキシコはこれで2連勝、勝ち点6でグループA首位に立つ。韓国は内容で上回りながら無得点に終わり、痛い黒星を喫した。
sports_soccer 5. アメリカ 2-0 オーストラリア(6/20・ルーメン・フィールド/シアトル)
開催国アメリカが手堅く2連勝を飾った。11分、オーストラリアのバージェスがオウンゴールを犯して先制すると、前半終了間際の43分にはフリーマンが追加点。支配率62%とボールを握り、危なげなく逃げ切った。
両軍合わせて黄7枚(オーストラリア4枚・アメリカ3枚)と球際の激しい一戦。アメリカは勝ち点6でグループD首位に立ち、決勝トーナメント進出へ大きく前進した。
sports_soccer 6. スコットランド 0-1 モロッコ(6/20・ジレット・スタジアム/ボストン)

開始わずか2分、サイバリ(ブラヒム・ディアスのアシスト)が決めた電撃ゴールが決勝点となった。モロッコは支配率59%、パス成功率90%(600/670)と試合をコントロールし、最少得点を守り切る。
スコットランドはボールを持たされながら枠内シュート0本と、最後までモロッコの堅守を崩せなかった。アフリカ勢が今大会も粘り強さを見せている。
local_fire_department 7. ブラジル 3-0 ハイチ(6/20・リンカーン・フィナンシャル・フィールド/フィラデルフィア)

ブラジルが個の力で前半のうちに試合を決めた。23分にクーニャが先制すると、36分にはヴィニシウス・ジュニオールのアシストからクーニャがこの日2点目。45分にはそのヴィニシウスが自らも決め、3-0で前半を折り返した。
クーニャの2得点とヴィニシウスの1ゴール1アシストが光った一戦。ブラジルは枠内シュート5本と決定力を見せ、危なげなく完勝した。
star 8. トルコ 0-1 パラグアイ(6/20・リーバイス・スタジアム/サンフランシスコ)
今節屈指の番狂わせとなった。開始2分、ガララサ(エンシソのアシスト)の一撃でパラグアイが先制。その後はトルコがシュート32本・ボール支配率79%と一方的に攻め立てたが、枠内5本にとどまり、最後までゴールをこじ開けられなかった。
パラグアイは45分にアルミロンが退場して10人になりながらも、体を張った守備で1-0を死守。支配率21%・パス成功率54%という数字とは裏腹に、勝ち点3を持ち帰る劇的な勝利を収めた。
local_fire_department 9. オランダ 5-1 スウェーデン(6/21・NRGスタジアム/ヒューストン)

オランダが2人のアタッカーの2得点ずつで大勝した。5分・17分にブロビーが立て続けに決めて主導権を握ると、後半立ち上がりの47分・54分にはハクポも2得点。59分にスウェーデンのエランガ(イサクのアシスト)が一矢報いるも、89分にサマービル(デパイのアシスト)がダメ押しし、5-1とした。
スウェーデンはシュート16本(枠内8本)とむしろオランダ(10本)を上回ったが、決定力の差は歴然だった。オランダは勝ち点4・得失点差プラス4とし、日本とグループF首位を分け合っている。
local_fire_department 10. ドイツ 2-1 コートジボワール(6/21・BMOフィールド/トロント)

苦しい展開を地力でひっくり返した。30分、コートジボワールのケシエが先制し、ドイツが追う展開に。しかし68分、ウンダフ(アミリのアシスト)が同点に追いつくと、90分には再びウンダフ(ンメチャのアシスト)が決勝点。土壇場の逆転勝ちを収めた。
ドイツは支配率60%、シュート16本(枠内7本)と攻め続けた末に、ウンダフの2発で勝負を決めた。これで2連勝とし、グループE首位を堅持している。
star 11. エクアドル 0-0 キュラソー(6/21・アローヘッド・スタジアム/カンザスシティ)
スコアこそ動かなかったが、見どころの多い一戦だった。エクアドルはシュート28本(枠内15本)・支配率75%と一方的に攻め立てたが、キュラソーの体を張った守備とゴールキーパーの再三の好セーブに阻まれ、最後までネットを揺らせなかった。
初戦でドイツに1-7と大敗したキュラソーにとっては、まさに値千金のスコアレスドロー。W杯初の勝ち点1を、5枚の警告と引き換えに守り抜いた。人口わずか15万人ほどのカリブ海の島国が、堂々の粘りを見せた。
local_fire_department 12. チュニジア 0-4 日本(6/21・エスタディオBBVA/モンテレイ)

森保ジャパンが圧巻の4発でチュニジアを退けた。4分、中村敬斗のアシストから鎌田大地が早々に先制すると、31分には板倉滉のパスを上田綺世が押し込んで2点目。後半69分には上田のアシストから伊東純也が決め、83分には佐野海舟のパスを受けた上田がこの日2点目を奪って4-0とした。
日本は支配率62%、パス成功率90%(520/581)と試合を支配し、シュート11本中5本を枠内に。守備でもチュニジアを枠内シュート0本に封じ込めた。初戦でオランダと2-2で引き分けた日本は、これで勝ち点4・得失点差プラス4とし、同じ数字のオランダとグループF首位を分け合う。最終節(6/26)のスウェーデン戦に、自力での決勝トーナメント進出がかかる。
star パス成功率ランキング(第2節・全24チーム)
| 順位 | チーム | パス成功率 | 本数(成功/試行) | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | カナダ | 91% | 515/567 | ○ 6-0 |
| 2 | モロッコ | 90% | 600/670 | ○ 1-0 |
| 3 | エクアドル | 90% | 577/641 | △ 0-0 |
| 4 | 日本 | 90% | 520/581 | ○ 4-0 |
| 5 | 南アフリカ | 90% | 508/563 | △ 1-1 |
| 6 | トルコ | 89% | 559/629 | ● 0-1 |
| 7 | ドイツ | 89% | 555/624 | ○ 2-1 |
| 8 | オランダ | 89% | 398/449 | ○ 5-1 |
| 9 | スイス | 88% | 516/586 | ○ 4-1 |
| 10 | ブラジル | 88% | 462/525 | ○ 3-0 |
| 11 | アメリカ | 85% | 444/523 | ○ 2-0 |
| 12 | スコットランド | 85% | 388/456 | ● 0-1 |
| 13 | コートジボワール | 85% | 367/431 | ● 1-2 |
| 14 | スウェーデン | 85% | 361/425 | ● 1-5 |
| 15 | 韓国 | 84% | 488/578 | ● 0-1 |
| 16 | ハイチ | 83% | 332/399 | ● 0-3 |
| 17 | メキシコ | 82% | 349/427 | ○ 1-0 |
| 18 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 81% | 287/354 | ● 1-4 |
| 19 | チュニジア | 80% | 284/353 | ● 0-4 |
| 20 | チェコ | 80% | 272/341 | △ 1-1 |
| 21 | オーストラリア | 71% | 219/310 | ● 0-2 |
| 22 | キュラソー | 69% | 154/223 | △ 0-0 |
| 23 | カタール | 64% | 104/162 | ● 0-6 |
| 24 | パラグアイ | 54% | 96/178 | ○ 1-0 |
最も象徴的なのは、パス成功率最下位のパラグアイ(54%)がトルコ(89%)を撃破し、逆に高精度のエクアドル(90%・枠内15本)がキュラソーをこじ開けられず0-0に終わった点だ。一方で日本やドイツ、カナダは高いパス精度と決定力を両立させて快勝。ボールを支配することと点を取ることは別物だと、改めて突きつける2巡目となった。
calendar_month 第3節・最終節(6/25〜)の主な見どころ
- local_fire_department 日本 vs スウェーデン(6/26 08:00・AT&Tスタジアム)― 勝ち点4で並ぶ日本が首位通過と決勝トーナメント進出を狙う最終節。勝てば突破はほぼ確実。2連敗は避けたいスウェーデンも背水の陣で挑む。
- star チュニジア vs オランダ(6/26 08:00・アローヘッド・スタジアム)― 日本戦と同時刻のグループF最終節。オランダの結果次第で、初戦の直接対決(2-2)の差から日本の最終順位が決まる可能性がある。
- sports_soccer スイス vs カナダ(6/25 04:00・BCプレイス)― ともに勝ち点4のグループB首位攻防。6得点の勢いに乗るカナダと、終盤に爆発したスイスが直接対決で1位通過を争う。
- info エクアドル vs ドイツ(6/26 05:00・メットライフ・スタジアム)― 7-1、2-1と2連勝で首位を走るドイツ。無得点が続くエクアドルが、首位撃破で自力突破を狙えるか。
すべてのスコア・スタッツは API-Football のデータに基づく(2026年6月22日時点)。各グループの最新順位は article グループステージ順位表、全試合の日程・結果は article 試合日程・結果ページ で確認できる。グループG〜Lの第2節(6/22〜)と、各グループの最終節も随時まとめていく。